オンラインカジノをプレイする人の多くは、稼ぐことを期待してプレイを続けているはずです。
楽しみながらお金を稼ぎたいと思っている人が多いはずですが、本当に稼ぐことができたときには確定申告が必要になることがあります。
今までに他のギャンブルも楽しんだことがある人の中には、結構な勝ち金を得たけれど申告していない人もいるでしょう。
そのため、オンラインカジノで稼いだときに申告しなくてもバレないと考えてしまう人がいますが、この方法で儲けたときに申告しなければ税務署から納税していないことを指摘される恐れがあることを理解しておくべきです。
トラブルを引き起こさないためにも、オンラインカジノと確定申告について知っておきましょう。

もしも、オンラインカジノで稼ぐことができたのであれば、一時所得とみなされることになります。
一時所得は給料や事業所得とは異なるもので、賞金などで突発的に得ることができた収入を指しており、保険金の返戻金やパチンコなどの勝利金もこれに該当するでしょう。
税金には特別控除があり、稼いだとしても一定金額を超えなければ申告や納税の必要がありません。
一時所得の場合は年間50万円の特別控除が用意されているため、年間の勝ち金が50万円を超えていない場合は申告せずに済みます。
給与所得者の場合は給与等以外の所得が20万円以内という条件も追加されるため、その場合は70万円までであれば勝ち金を申告する必要がありません。
50万円や70万円を超えていないかどうか確かめるときには、いくつかの注意点が必要です。
勝った金額の合計がそのまま一時所得となるわけではありません。
勝ち金から投入した資金を引くことができるので、100万円の資金で300万円勝った場合は、勝ち金から資金100万円と特別控除50万円を合わせた金額を引くことになり、150万円が一時所得となります。
ちなみに、負けたときの損失分とその際の投入資金は含めないので、勝ったときの金額だけ含めるようにしてください。

1月1日から12月31日までの勝ち金の計算をすることになりますが、他にも一時所得がある場合はこれも含めて計算を行います。
申告は基本的に2月16日から3月15日までなので、期限を過ぎないように計算や書類作成を行うべきです。
課税対象となる勝ち金があるのに申告していなければ、税務署から連絡を受けることになるので注意が必要だと言えます。
パチンコや競馬などのギャンブルは金融機関を介さない取引ですが、オンラインカジノは入出金の際に金融機関を介することから税務署に一時所得の収入が知られるので隠すことができません。

確定申告の必要性を理解した上でプレイを始めたとしても、正確な投資額と勝ち金が分からないという問題を経験する人も多いです。
利用するサービスによって履歴の残り方は違ってきますが、必ずしも1年間のお金の動きが記録されているわけではありません。
自分自身でノートやパソコンに記録を残しておかなければ、確定申告の時期になって必要なデータが分からずに申告できなくなる可能性があるので気をつけておく必要があります。

オンラインカジノで勝つと嬉しいはずですが、たくさんの勝ち金を得ることができたときには確定申告が必要となるケースもあるので、これの重要性や申告しなければならないケースをきちんと理解しておきましょう。
正しい知識がないことを理由に脱税したことになる人もいます。
然るべきに申告しておかなければ追徴課税で本来よりたくさんのお金を払うことになったり、脱税が周囲に知られて白い目で見られる可能性もあるでしょう。
トラブルなく楽しむためにも、確定申告のことまで理解した上でプレイすることが大事です。